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間伐材オタクのブログ

42角の角材で造る木組フェンス(ウエイトコンクリート工法)

2023.08.02

道路と敷地に段差がある住宅展示場に、42角の角材で造る木組フェンスを設置しました。

木組フェンスはクロスポール工法で製作する木製フェンスの通称で、製作方法は角材に精度の高い穴あけを行いこれと同径の桧の丸棒を差し込み木組する工法です。

木組したパネルを、丸ごと防腐剤加圧注入処理を施しますから、防腐の抜けのない高耐久性の木組パネルとなります。
パネルの下部の隙間を無くすことで、境界に段差がある場合に、土留めとすることができます。

一般的には、コンクリートブロック等で土留めをしてその上にフェンスを設けますが、この木組フェンスは、土留めも兼ねますから非常に塀のローコスト化になります。

木組フェンス設置後に、木組フェンスの敷地側に重りになるコンクリートを打設して、木組パネルを自立させます、控えのない敷地の有効利用ができるフェンスとなります。