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間伐材オタクのブログ

間伐材おたくが発明した「クロスポール工法」

2023.08.04

板という字は木が反ると書きます、自然が作り出す木は育つ環境により組織がバラバラなので乾いてくると、変形をします。

建築資材として木を利用するには、乾燥時の変形を解消しなければ利用ができません、これを解消する方法が、クロスポール工法です。

クロスポール工法は、角材に精度の高い孔あけを行い、この孔と同じ径の桧の丸棒を差し込み串刺し状に木組をします、孔と丸棒に全く遊びがありませんから、乾燥時の木材の変形を物理的に抑え込みます。
接着剤を使わず物理的に木組することにより、降雨で木が濡れてふやけても、乾燥して水分が抜けて縮んでも、木の変形を抑え込みますから外部での利用ができます。

木材の組織はスポンジのようなもので、周囲の湿度が高ければ水分を吸収し、逆に乾燥してくると水分を放出するので、常に変形を起こすのです。

クロスポール工法は、木材の外部利用には欠くことのできない工法です、間伐材おたくはクロスポール工法の発明により、2021年に発明協会より発明奨励賞を受賞しました。

この工法を利用すれば色々なデザインの木塀ができ、しかも裏表が同じリバーシブルデザインとなります。

今までとは全く違うデザインの木塀が、簡単にできるGoodな発明です。