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間伐材オタクのブログ

都市の木質化=都市に森を移動する

2023.08.07

樹木は、光合成により大気中のCO2をCとO2に分解しながら成長します。

CO2を分解したC(炭素)は樹木自体に貯めこむことで、樹木が大きくなり、O2は大気中に放出することで、大気を浄化しますこれがいわゆる、森林吸収です。

ですから樹木は、CO2の塊なのです、樹木の燃料としての利用は、熱エネルギーを得るためにO2と結合させCO2に戻してしまいますが、塊のまま利用する建築資材としての利用は、腐らさなければ、大気中にCO2として戻さない、長期のCO2の固定になるのです。

森林と同じようにCO2の塊のまま利用する建築資材としての利用は、森のCO2の移動ができ、環境負荷軽減の観点では、都市(まち)に森を移動するようなことなのです。

行政は2010年に「公共建築物等木材利用促進法」施工し、2021年にこれを改定して、通称「都市(まち)の木造化促進法」としました、都市の木造化は、森林を都市に移動するような働きがあるのです。
間伐材おたくは2021年に東京の真ん中、麻布のロシア大使館脇の狸穴坂(狸穴坂)に、森林を移動させました、下も写真がその写真です。