2023.08.14
鎌倉で、間伐材をふんだんに使った住宅を造りました。
間伐材オタクは建築オタクでもありまして、１級建築士ですので建物の設計もできます。
利用した間伐材の材積は約35m2で、普通の住宅の約3倍の木材を使いましたから、木材利用でのCO2削減効果も3倍になり、この工法が確立できれば、国産材の需要拡大とCO2の削減が、両方できる新たなイノベーション工法です。
木材は、スポンジのような組織でできていますから、断熱効果も高いことから、間伐材で建物を囲むことにより、断熱効果での省エネとなりこれでもCO2削減効果が発揮できますから、この住宅は、超サスティナブル住宅です。
おかげさまでこの建築は、２０１８年にウッドデザイン賞をいただきました。
建物と外構にふんだんに間伐材を使い、間伐材利用の新しい考え方を提案した住宅なのですが、建築後に起きたウッドショクでの材木の高騰により、材木を大量に使えなくなり、現在この技術は、封印状態ですが、また木材が下落したら挑戦したく思います。
写真は鎌倉の住宅の全景、床・壁・屋根が間伐材パネルでできています。
