2023.08.15
間伐材を利用すると環境（CO2削減）に貢献することを多くの人が認識していますが、間伐材をどの様に利用するかを考える人は、極わずかです。
ネットで調べると、間伐材についてたくさん検索できますが、間伐の重要性は検索できますが、間伐材をいかに利用することが、良いかは検索できません。
間伐材で作る割り箸やノベルティでの利用法などが検索できますが、日本全国で産出される間伐材に対し、割り箸に使用する間伐材の量があまりにも少なく、0.1％にもなりません。
間伐材を紙の原料として利用する方法がありますが、ペーパーレスが主流となるIT社会の到来により、間伐材の需要拡大は期待できません。
建材として間伐材を繊維状にして、セメントで固めた木毛セメント版もありますが、これも間伐材の利用量は極わずかです。
間伐材を最もたくさん利用できる方法が、バイオマス燃料としての燃料としての利用ですが、バイオマス利用は、樹木が長い年月をかけて貯め込んだCO2を瞬時に大気中に戻してしまいますので、森林サイクル（植林→育林→伐採）に合致せず、間伐材が枯渇し森林崩壊を招く恐れがあります。
そんな訳で、間伐材おたくは、間伐材の建築資材としての屋外利用を推進しています。
一番初めに製作した、間伐材木塀の写真です、材料は6センチ角の桧の間伐材です。
