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間伐材オタクのブログ

間伐の重要性

2023.08.24

間伐は育林から伐採までの期間に、10年に1回程度行われます、伐採までに5回ほど行われますから間伐で産出される間伐材も、回数が増えると太くなってきます。

針葉樹の杉・桧は樹齢によりCO2の吸収量が異なります、成長期の杉・桧はたくさんCO2を吸収し、木は太くなりますが植林から50年くらい経過すると、CO2の吸収量は少なくなり、70年を経過するとCO2の吸収はほとんどな無くなってしまいます。

ですから人工林は、定期的に森林サイクルを回し続けなければ、CO2の削減効果を失ってしまうことになるのです。

地球温暖化の原因であるCO2の削減で、貢献度が高い森林なのですが、森林があるだけでは森林吸収は増えません、樹木が成長し樹冠の枝葉が隙間なく繁茂すると、森林吸収量はそれ以上増えることはなく、樹冠の緑が

下から上へと平行移動するだけですので、森林吸収量が増えることはないのです。

間伐は人工林の森林吸収量を増やすのに、必須な作業なのです。

木の間引きを行うことで、太陽光の当たる面積が多くなることにより、植物の繁殖が旺盛になるのです。

最後の間伐が終了し、次回が皆伐(全抜)の人工林の写真。