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間伐材オタクのブログ

木材は横にすると腐るのです。

2023.08.25

間伐材オタクは間伐材の屋外利用の技術開発を始めて、約30年になりますが木材の屋外利用を長い期間続けている人はほとんどおりません。

間伐材利用の屋外利用のデータもほとんどなく、自分でデータ収集をするしかありませんが、30年も経過すると色々なことがわかってきました。

最も単純で、重要なことが木材の横使いと縦使いです。

木材は水分が抜けると収縮しますから、木材を縦に使うと痩せて隙間出来てしまいますから、多くの人が木材を横使いし、ボルトを通し上から木材を締め付ける、木材の横使いをすることがほとんどです。

横使いは、施工も簡単で多くの木製の塀で採用されていますが、雨水が残留してしまうので上部から朽ちてきてしまい、耐久性能が無くなってしまいます。

間伐材オタクが30年前に製作した縦使いの間伐材遮音壁と間伐材横使いの施設の写真を載せます。

横使いの写真は栃木県日光市の温泉施設「やしおの湯」の目隠しフェンスの写真です、竣工が23年前の2000年にできた施設です。

間伐材オタクが間伐材利用を始めた時に試作した間伐材遮音壁です、杉の間伐材にタナリス防腐剤加圧注入処理を行い1996年設置しました、27年経過した現在も朽ちたところがなく変わらぬ遮音効果を発揮しております。

写真は、栃木県日光市にある温泉施設「やしおの湯」の目隠しフェンスの写真です。
上部に苔の繁殖が見られ、上部から朽ち始めています、接して23年目の施設です。