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間伐材オタクのブログ

今までにない新しい木組

2023.09.21

木組は日本の伝統的な技術です、色々な木組があり木組をすることで、木材の変形を抑え込むこともでき、昔の在来工法の屋根(小屋組)は、完全に乾燥した木材でなく、未乾燥の木材で組上げ、木材が乾燥し変形することにより、堅固な骨組としていました。

間伐材オタクは、昔にはなかった新たな単純な木組を開発し特許を取得しました。

この木組は、現在の木工機械の進化により開発が可能となった木組で、精度の高い長い丸棒が製造できることから生まれた木組です。ドイツで開発されたモルダー加工機は、高速で歯型を回転させ、色々な形の木材の加工が可能になり、精度の高い丸棒がローコストで製造ができるようになりました。

昔は精度の高い丸棒の製造ができませんでしたから、今までにない全く新しい木組なのです、角材に精度の高い孔をあけこの孔と同径の丸棒を製造し、穴の周囲の摩擦により、木材の変形を抑え込む工法を開発しました。

木組は、木材利用をするときに木材の変形を抑え込むために考えられたものです、乾燥時の木材の変形力を利用し仕口から変形力を伝達し、分解しない木組となります。

間伐材おたくが考案した木組は、角材と丸棒の繊維方向が直行しますから、クロスポール工法と命名しました。

写真はモルダー加工機です、高速で色々な形状の木材を削る(カンナ掛け)をすることができます。

クロスポール工法で木組をしたフェンスです。
穴と丸棒が同径で、穴に全く遊びがありませんから、乾燥時の木材の変形を抑え込むことができます。