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間伐材オタクのブログ

国産材の外部利用 NO2 木組加工(クロスポール工法)

2026.03.16

日本の木材の伝統的工法は、接着剤や金物を使わない木組加工です、木組は木と木の隙間が全くないことにより、接合部の摩擦により物理的に木材を接合します。
接着剤を利用するときには木材の乾燥が必須で製造コストがかさみ、また雨水に濡れてしまうと木材が膨れ上がり剥離してしまいます。
金物利用の場合も、金物代と金物取付け手間が掛かり、コストが掛かります。
クロスポール工法は、精度の高い丸棒がローコストで製造できるようになったことから生まれた技術で、国産材の屋外利用のために開発した技術です。
角材に精度の高い穴あけを行い、明けた穴と同径の丸棒を挿入し、遊びの全くない木組を行います、遊びが無いことにより角材の乾燥時の変形も抑え込み、含水率の変化による木材の変形も抑え込みます。
クロスポール工法では、木材のカットと穴あけのみの加工で構成しますから、少額の設備投資で製造ができ、多くの林産地域で生産が可能な工法です。
物理的な木組加工は、外部で利用したときに天候による木材の膨張収縮にも対応が可能で、国産材の外部利用を可能にする昔ながらの技術なのです。
角材と丸棒をクロスさせることにより、角材の穴と丸棒に隙間が全くありませんから、木材の乾燥時に起こる変形(反りやねじれ)も矯正することができます。
工場での木組加工は、現場での作業を減らし、生産性の向上や端材の管理ができますから、非常に合理的なコストダウンにつながります。
木組加工後に防腐処理を行うことにより、防腐処理の抜けが全くない、耐久性能の高いエクステリア製品となります。

クロスポール工法は、2016年にウッドデザイン賞を取得し2017年に特許を取得しております。 特許第6083920号