2023.08.03
間伐材おたくのブログを長い間休止していましたが、再開をいたします。
再開した理由は、地球温暖化が進みCO2削減が重要視されるようになり、多くの人に間伐を建築資材として利用することでの、環境負荷削減をお願いしたいからです。
現在、間伐等特措法という法律により環境のための大規模な間伐が行われていますが、間伐された大量の間伐材のほとんどが、バイオマス発電の燃料とされています、間伐材は地下資源ではなく地上資源ですから大気中のCO2の増加が無いとして、言い訳じみたことを、バイオマス発電を運営する人たちが言っておりますが、木材が長い年月をかけて貯蓄したCO2を瞬時に大気中に戻してしまいますから、地上のCO2の大量放出となります。
間伐材おたくは、木材が貯蓄したCO2を建築資材として利用し、長期のCO2の固定を推進したく思い、間伐材の新しい使い方の技術開発を行っています。
写真は、間伐材おたくになった、30年前に設置をした高速道路の間伐材遮音壁です、現在も東北自動車道大谷PAに、30年間変わらぬ遮音効果を発揮しております。
設置当時は、地球温暖化問題の境認識は薄く、高速道路の間伐材遮音壁は、人工林の土砂崩れが多発したことから、旧建設省が、林業の健全化を目的とした治山対策の試みとして試作したものでした、この時に林業の衰退による人工林の荒廃を目にして、間伐材の建築資材としての利用を可能にできる技術開発をする、間伐材おたくとなりました。
この間伐材遮音壁総長370m、高さ4m、材種杉材、材積200m2のCO2の削減効果は、炭素貯蔵量31368kgのCO2換算で115,018kgとなります。これで間伐できる間伐面積は10ヘクタールですから森林吸収にも大きく貢献しますので、間伐材の建築資材利用は、多くの人が環境負荷を削減することのできるSDGs活動の一つです。