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間伐材オタクのブログ

間伐材の利用方法 (その2)

2023.08.16

間伐材は、人工林の間引き材ですから、皆伐材(すべてを伐採する全伐)との区別ができるかといいますと、丸太は全く同じなので、伐採場所で立ち会わない限り判別はできません、間伐材も皆伐材も全く同じ、国産材なのです。

間伐は、皆伐を行うまで樹冠の枝葉が混み合い、地表に光が届かなくなると何度も行いますから、間伐材には小径木・中径木・大径木と間伐回数により色々ありますから、さらに間伐材と皆伐材の区別はつきません。

間伐材オタク=国産材オタク同じなのです、2008年から始まった大規模間伐により、だいぶ人工林の間伐が進みまして、人工林の樹木は建築資材としての利用に適した太さになりつつあります、太くなった樹木をバイオマスの燃料とするには非常にもったいない時代が到来しつつあります。

植林して50年以上が経過し収穫期を迎えたこの時期に、ウッドショク・円安も国産材利用拡大の追い風となっていますので、林業再生には最大のチャンス到来となっているのではないでしょうか。

そんな中、最も遅れていることが国産材の屋外利用だと思いますので、間伐材オタクは本日も、技術開発を続けております。

30年前に試作した、ショッピングモールと民間住宅のあいだに設置した間伐材遮音壁です、大谷PAの間伐材遮音壁の試作実験のために50m設置しました。

30年経た現在もどこも朽ちたところがなく遮音効果を発揮しております。