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間伐材オタクのブログ

水の涵養のために税金投入

2023.09.13

2024年から森林環境税が徴収されます、これは森林整備(間伐)を行い森林の地表により多くの太陽光を当て、下層植物の繁殖を促進させる目的もあります。

下層植物が繁殖しますと、下層植物の根が表土の流出を抑え、雨水も一気に流すことなく、じっくりと地下水に浸透させる効果があり、間伐をして3年ほど経過した森は、水の保水能力が高まり「自然のダム」のようになります、このことが水の涵養です。

森林整備(間伐)は水の涵養になり、自然災害を和らげる効果があり、税金を支払っても損にはならないのではないでしょうか。

間伐は木の間引きですから、間伐直後の人工林の森林吸収は激減しますがそれを補うものが、下層植物の繁殖なのです。

間伐した人工林の木がもとの森林吸収量を超えるには5年程度かかるといわれていますが、下層植物の緑は、冬枯れしてスポンジのような柔らかい水を保水する表土を造るのです。